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電気代のしくみ

category : コラム 2017.4.28 

電力の自由化

電力自由化から早くも17年が経とうとしています。はじめは2000年に特別高圧から自由化が始まり、2004年から高圧、そして去年の2016年4月から低圧含むすべての電力の自由化がはじまり、各家庭でも電力会社を選び、購入出来るようになりました。

電気の種類

電気には様々な種類があり上記の通り特別高圧(いわゆる特高)、高圧、低圧の大きく分けて3種類あります。その中で最も身近なものが、低圧電力とよばれるものです。こちらは一般的に家庭で使用されています。
電力会社が所有する電柱に、下記のような灰色で長方形の変圧器(トランス)があり、そのトランスで電気の圧力を低くし、100Vや200Vで使用出来るようにします。
①

高圧電力はというと、多くは工場や病院、介護施設等の施設で使用されています。店舗横や屋上に白い角ばったボックス(キュービクル)の中に電気の圧力を変えてくれるトランスが入っており、そのキュービクルがある施設が高圧であるという目印です。
特高はというと、大規模な工場やデパート等の電気を2,000kW以上使用されると見込まれる施設で使用されています。
② ③ ④

(画像出典:電力の小売全面自由化って何?、経済産業省資源エネルギー庁資料)

電気料金のしくみ

それぞれ電気料金決定の仕組みがあり、例えば各家庭で契約されている低圧電力はというと、基本料金+電力量料金となっており、基本料金は固定のまま電力量料金が使った分だけかかる仕組みとなっています。
⑤
一方高圧電力はというと、基本料金+電力量料金というのは同じなのですが、異なっている点は基本料金も電力量料金もどちらも変動します。電力量料金は低圧同様使った量だけ料金も変動しますが、基本料金は低圧と違い変動制です。そこが高圧と低圧の料金決定方法の異なっている部分です。

⑧
↑「契約電力」がポイントです!

 

高圧の契約電力の決定方法は、毎日30分ごとに平均使用電力が計測されており、ひと月の中での最大需要電力(デマンド)がその月の最大デマンド値となります。

 

ケーススタディ

⑥

5月分の電気料金請求書のことを考えてみましょう。

過去12ヵ月間(1年間)の最大デマンド値が契約電力となるため3月の680kwが契約電力となります。契約電力は1度決まると1年間は変わらないため、グラフのように3月に680kw出てしまうと、5月に半分以下しか電力を使っていなかったとしても、基本料金は680kw×基本料金単価×力率割引or割増となってしまいます。翌年の2月までは680kwのまま契約電力は変わりません。
仮に4月に690kwが出てしまった場合、4月のデマンド値690kwが新しい契約電力となり、料金も増えしまいます。

上がるは易し、下がるは難し…これが高圧の基本料金のしくみです。

1年間のうちのたった30分間の値が、年間の電気料金に影響するのです。
自社の使用方法が最適なのかどうか? 御社の省エネ・省コストのお手伝いをさせてください!

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