【事例】ゴムケン工業株式会社 様

点検開始から15年。継続して電気保安を任せる理由は“現場力”

企業概要

ゴムケン工業株式会社

ゴムケン工業様は昭和43年に創業し、事業の拡大にあわせ工場を新築・増築されてきました。現在は岡山市南区箕島に約1800㎡の工場を構え、5mmほどの極小品から1m以上の大口径のゴム製品まで幅広く加工をしています。加工方法は、得意とする金型加工はもちろん、押出加工・切削加工・射出成形などさまざま。お客様のご要望とご利用方法、ご利用環境に応じて耐久性の高いゴム製品を製造し続ける姿勢が評価され、現在では超精密加工が必要な半導体関連・医療機器関連の業界からも多くの引き合いを受けています。
当社は安定的な生産に重要な工場インフラのひとつである電気設備の保安点検をお任せいただいており、お付き合いは15年目になります。今回は鷹取社長にどういった経緯でサービスをご導入いただき長期間に亘って継続をいただいているのかをお聴きしました。

 

最初はよく来る営業会社のひとつでしかなかった

当社がゴムケン工業様に営業をしたのは2003年。ようやく設立3年目になろうかという頃で点検エリアも狭く、「実績は?」と訊かれると元気よく「ありません!」と答えていた頃です。ただ点検をする技術者は大手製造業やメーカー出身者が多く、技術力には自信がありました。

鷹取社長は「とにかく停電は困る」と仰られました。電気が止まれば生産設備も動かない、PCで事務作業も出来ない。工場インフラの中でも電気は生命線だから、止まった時にすぐ来られないとか、来ても原因が全然わからないとかだと任せられないよ、と。

それは当然のことで、2018年の今でもお客様が一番心配されることでもあります。

導入の決め手は“営業力”

では、なぜまだ実績が少なかった2004年からご契約をいただけたのでしょうか。

鷹取社長に率直なご意見をお伺いすると「これはもう営業担当の事が気に入ったから! それだけです」と。当時はそんなことを思っていただけていたとは思いませんでしたが、少し信頼にお応えできたかなと感じたことがあります。

それは「電線に鳥がとまるから駐車場がフンだらけになってしまって困ってるんだ」とご相談を受けた時のことでした。正直なところ専門外ではありましたが、電線=電気=スターメンテナンスサポートと連想いただいたのですから、何か考えないわけにはいきません。鳥除けの薬や販売店、電力会社へ相談を重ね、最終的には負担なしで電線に防鳥処理をすることが出来ました。これには大変喜んでいただき、本業でない部分でもお役に立てて当社も嬉しく思います。

継続している理由は“現場力”

製造工場では、原料のゴム(写真2枚目)が熱で溶かされ、金型で成型された後温度が下がり製品が安定するとコンベア(写真3枚目)を通して搬出される(写真4枚目)しくみです。このしくみの動力はすべて電気です。

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大きな漏電や長時間の停電などの電気トラブルが起きると製品の品質や納期に影響するため、電気設備点検は非常に重要です。当社は一般社団法人中央電気保安管理技術者協会と協力し、電気保安点検は電気主任技術者の免状を持つ保安のプロフェッショナルに任せ、お客様の電気設備を24時間365日監視する絶縁監視装置は当社から提供するといった役割分担と連携を行うことで、安定的な電気の利用を支えています。
鷹取社長にはこうした日々の事業活動を支える現場力を評価され、15年に亘ってご契約を継続していただいています。
また、もちろん表面的な安全ではなく電気事業法に適合した電気設備点検を行っており、2009年にはランダムに実施される官庁の立入検査がありましたが大きな指摘を受けることもありませんでした。

お客様の声

2014年に鷹取社長から言われた言葉があります。当時電力小売全面自由化を前に中国地方では新電力の営業が活発でした。お伺いすると「色んな企業から電話や訪問があるけどよくわからないからやっていないよ」とのこと。「実は当社でも扱いを始めたんです」と切り出すと「スターメンテがやってるなら話を聞きたい」と言っていただきました。

鷹取社長からいただいた言葉は当社の外勤・内勤・技術職の人間全員の支えになっています。これからも鷹取社長はもちろん、より多くのお客様にそう感じていただけるよう邁進いたします。


プラスワンサービス

長年の電気保安の実績から、電力会社への交渉サービスをご紹介した際もすぐに検討を開始していただき、年間約200万円、約14%の電気料金を削減できました。

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(本記事は2018年12月3日に公開したものです)

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