これで電気代を下げる!「電気の見える化」による分析例

「電気代を下げたい!」でも「我慢はしたくない!」そんな誰もが叶えたい都合のいい目的を達成するための考え方をお伝えします!

効果的な省エネ対策してますか?

昨今のエネルギーコスト高騰を受けて、少しでも電気代を抑えたいと思い、省エネに取り組んでいる方も多いことかと思いますが、電気の使用状況を正確に把握して分析が出来ているでしょうか?
電気代が高い!だから使用量を減らそう!というだけで、照明を消したりエアコンを切ってみたりするのは、ゴールの見えないマラソンを延々と続けるようなものです。どこまで削減するのか目標も決めずに電気代が高いから我慢してねと言われても何をどこまでやればいいかわかりません。
だからこそ、どのタイミングで節電を行なうのが最も効果的なのかを「分析」する必要があり、そのためには何時にどのくらい電気が使われているのかを「見える化」する必要があります。

どこを見るべき?

分析のために「電気の見える化」をしてみたはいいものの、グラフはいっぱいあるし、見たことがないような単語は並んでいるし、どこを見ればいいか分からない。なんか分析って面倒くさいなという人もいるでしょう。ここでは「見える化」した電気の「見るべきポイント」をお伝えします!

「契約電力・デマンドって何?」という方は、先に▼こちらの記事をご覧ください。

デマンド管理で経費削減を始めよう! ~デマンドコントローラーの活用法~

1.年間の最大デマンド値が出ているところを探す

2.最大デマンド値が出ていた月を見て、何日にピークが来ているか探す

2021年8月に250kW以上が出ているのは、8/5と8/7の2日間だけでした。

3.最大デマンド値が出ていた日を見て、何時にピークが来ているか探す

8/5のピークは17:00~17:30。8/7は16:00~16:30でした。
これらのデータからわかること
  • この事業所のピークは暑さのピーク(12:00~14:00頃)ではない
  • ピークは日に1回程度しか出ておらず、突発的な上昇である(=節電に長時間の我慢は必要ない
  • 毎日夕方16~17時頃に動作している設備がピークを発生させている可能性が高い
  • 8月のデマンドを251kWに抑えられれば、契約電力を258kW→251kWに下げられる(▲7kW、▲年間約14万円

効率的な節電を!

大切なのは小さな努力で大きな成果を出すことです。長時間・長期間の我慢は働く人の生産性を下げてしまいます。
省エネは「我慢」ではなく「無駄を省く」ことです。

年間で最もデマンドが高くなる時期を「見える化」で把握していれば、その2~3ヶ月のデマンドを注視して対処するだけで、12ヶ月分の基本料金を抑えることが出来ますし、電気の使用率が高い設備を「見える化」で把握していれば、どの設備から使用を控えれば効果が高いのかも分析可能です。
毎日毎日どの程度効果があるかもわからないのに、エアコンを切って暑さ寒さに耐えて仕事をした結果、大して変わっていなかったなんてことになったら、もう節電なんてやる気が起きないですよね。
そんなことにならないように、事前に「電気の見える化」によって効率的に節電可能な部分がどこにあるのか分析しておきましょう!

【資料を無料ダウンロード!】
関東経済産業局のアンケートによると中小企業では68%もの企業が見える化を導入しているにも関わらず、そのうち24%の企業では活用が出来ていないという回答だったそうです。本eBookでは本業と省エネを両立させ、見える化をうまく活用し続けるための方法をご紹介します。

最後に

我々スターメンテナンスサポートでは日々エネルギーに関するニュースを更新し、皆さんの困りごとを解決するために力を蓄えています。
今回ご紹介した「電気の見える化」も我々が提供しているサービスの一つですし、更に効率的にデマンド対策を行なうための「デマンドハンター」といったデマンド上昇時のお知らせサービスも提供しています。

この記事を読んでご興味をお持ちいただけましたら、気軽にお問合せください。

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