PGSとは街中に走る電線から、事業所の敷地内に電気を引き込むスイッチのことです。PASと呼ばれる機械と同様の役割をしていますが、空気圧(Air)ではなくガス圧(Gas)を利用してスイッチを入り切りしているからAではなくGなんですね。これらは波及事故を防ぐ上で最も重要な役割をしているといっても過言ではありません。
事例の紹介とともにその重要性を解説します。
場所 広島県
業種 小売業
工事理由 経年劣化、SOG表示の不動作
作業時間 16時間(3日間に分けて実施)
作業内容 PGS、高圧ケーブルの交換
経緯
当社で電気の保安点検を行なっており、年次点検で設備の更新目安を10年以上過ぎているものがあること、また、PGSとセットになっているSOGと呼ばれる機械の表示が上手く動作しないといったことから更新するよう呼び掛けていました。
こういった明確に動作がおかしい部分があるということもあったからか、工事の依頼を行なっていただけました。
放っておくとどうなる?
実はこのPGS(あるいはそれに類するPAS等の機械)は、経済産業省で公表されている波及事故の要因として99.4%を占めています。更に事故原因の経年劣化(自然劣化)は21.8%と、まだまだ使えるだろうからと思っていると思わぬ事故から周辺地域に波及して賠償を行なわなければならない、ということもあり得ます。
まだ使える機械を替えたくないという気持ちはわかりますが、事故が起きた時のリスクを考えると更新目安を超えた機械は更新を検討していただきたいと思います。
参考までに経年劣化によって、異常が発生して緊急工事となった事例を紹介します。
当社で出来ること
スターメンテナンスサポートでは、電気の保安点検だけでなく、工事店と連携をとって工事の相談や設備更新に関わる補助金の紹介といったことまで、幅広く対応しております。
電気の保安点検だけでなく、省コストを行ないたいという方は是非ご相談いただければと思います。