PCBの対応はお早めに!

こんにちは!営業アシスタントの藤井です!
トップ画、何の写真かわかりますか?
今回は「PCB」についてお話します。

まず、PCBって?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

PCBは電気機器用の絶縁油、各種工業における加熱並びに冷却用の熱媒体及び感圧複写紙など、以下のとおり様々な用途に利用されていました。現在は新たな製造が禁止されています。

PCBの性質:水にきわめて溶けにくく、沸点が高いなど物理的な性質を有する主に油状の物質です。また、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されてきましたが、現在は製造・輸入ともに禁止されています。

PCBの毒性:脂肪に溶けやすいという性質から、慢性的な摂取により体内に徐々に蓄積し、様々な症状を引き起こすことが報告されています。

引用:ポリ塩化ビフェニル(PCB)使用製品及びPCB廃棄物の期限内処理に向けて|経済産業省

対象製造年にあたる機器は、勝手に処分が出来ません。まずPCBの混入があるかどうか検査を受け、なければ処分、混入があれば指定業者を通しての対応となります。

今回のお客様は変圧器の検査のため、油を抜き取ってきました!

変圧器の蓋を外せば、絶縁油は簡単に採油できます。ただし高電圧が流れているので停電が必要です。
油の色も新しいものは無色ですが、経年劣化や過負荷(電気の使い過ぎ)が起こると、茶色く変化します。
匂いもキツくなります…!

2023年は6件、2024年は8件の検査をしました。これは検査単体で弊社が行ったものであり、他の工事に含んでいたり、現在進行中でご相談に乗っている案件も複数あります。

処分期限は2027年3月末です!まだ時間はあると思われている方!
期限間近になると駆け込み需要から指定業者のほうがパンクし受け付けてもらえなくなる可能性があります。そうならないように、早めに計画を立て対応することが大切です!

電気主任技術者から指摘を受けている方は、先延ばしにせず、「まずは検査」をご検討ください。
私にご相談いただければ、調査、処分業者のご紹介、補助金の情報提供もさせていただきます!