こんにちは!事務兼営業アシスタントの永松です。
タイトルの通り、電気保安外部委託要件の実務経験年数緩和が検討されていることについてお話しします。
全国的に電気主任技術者は不足しており、そのギャップは拡大する見込みです。

これは電気主任技術者免状取得者の減少、技術者の高齢化が主な要因と見られます。実際弊社へも「点検してもらっている技術者さんが高齢で引退されるため、点検をお願いできないか」とお問合せいただくことがあります。
同じ経済産業省の資料によれば、
・電気主任技術者の免状取得者数は、1割(約5千人)以上減少
・外部委託従事者の年齢構成は、電気保安協会ではボリューム層が60代、電気管理技術者協会では71歳以上
と、若手の増員も期待できない中でかなり高齢化しています。
電気主任技術者が外部委託として保安業務を請負うためには、電気主任技術者の免状と、その種類に応じた年数の実務経験が必要です。(その他にも要件はあります)
実務経験年数は年々緩和されてきました。昭和42年には10年以上の実務経験が必要なんて、今から考えると驚きですよね…!

現在第三種電気主任技術者の免状を持っている方は5年、第二種は4年の実務経験が必要ですが、保安管理業務講習を受けることでいずれも3年に短縮することが可能です。
この部分に、現行の講習を受講したうえで拡充版を受講することで更に1年短縮することが検討されています。

個人のキャリアを考える中で1年というのは大きいですよね。一気にとはいかなくとも、技術者不足解消効果が期待できます。
弊社でも若手の電気主任技術者の人材育成に力を入れており、提携している(一社)中央電気保安管理技術者協会で実務経験を積むことができます。私自身も実務経歴証明書の作成支援や、経済産業省への外部委託要件確認の手続きを実務で行っています。
協会には他の協会で点検されていた方、個人でされていた方、企業で選任されていた方、電気主任技術者の資格だけあり実務経験を協会で積んで個人事業主として独立された方など、様々な電気主任技術者がいます。
多様な働き方のご相談に乗ることができますので、是非お問合せください。
一緒に電気の安心・安全を守りましょう!!
それでは次回をお楽しみに♪