新しく電気を申し込むために必要な「高調波流出電流計算書」

こんにちは!
営業アシスタントの藤井です!

本日は「新しく電気使用を申し込む際に必要なこと」についてお話させて頂きます。

先日、お客様からこんなご相談を受けました。
「電力会社に新規で電気の使用を申し込んだところ、ある資料を提出してほしいと言われ、どうしたらいいか困っています…」
詳細をお伺いすると、「高調波」に関する資料でした。
この「高調波」、お聞きになったことはありますでしょうか?

「高調波」とは交流の電気に含まれる特定の周波数を持つ電流や電圧のことです。家電機器や産業用機器などのインバータ制御機器の普及に伴い発生し、電気の品質を低下させる原因となります。高調波障害の主な事例として、ご家庭ですと洗濯機や電子レンジ、IH機器などの家電不動作、テレビやラジオの映像、音声のちらつき等があります。

高調波を発生させる機器をお客様が新設・増設または更新する等の場合は経済産業省 資源エネルギー庁にて制定されたガイドラインに基づいて、「高調波流出電流計算書」の提出が必要です。少し専門的なお話になりましたね。

要するに設置された機器によって他の機器に影響がないかどうか調査してくださいという事です。高調波が原因で受電設備が爆発したという事もあるようです。怖いですよね。

今回はその調査のご依頼を頂き実際に現場を見てきました。
居抜きで以前使用されていた機器を一部使用されるとのことでしたので、設置されている機器のメーカー、型番、製造年、消費電力、個数などを確認していきます。この調査を基に「高調波流出計算書」を作成します。
現場の情報だけではなく、メーカーや電力会社に確認しなければならない内容もありました。私自身初めての対応でしたが、専門的な知識が無い方が片手間でできるような内容ではないな…と感じました。

スターメンテナンスサポートではこのようなご依頼も受け付けております。
内容が難しくわからないことがありましたら、どうぞお気軽に藤井までご連絡ください!