スターメンテナンスサポートhttps://www.ecopu.netFri, 15 Nov 2024 11:59:12 +0000jahourly1https://www.ecopu.net/wp-content/uploads/logo-125x125.pngスターメンテナンスサポートhttps://www.ecopu.net3232 33417683日本の電気代は高いのか?https://www.ecopu.net/7690/Fri, 15 Nov 2024 11:58:42 +0000https://www.ecopu.net/?p=7690

こんにちは!営業アシスタントの原真奈美です。今日は日本の電気代はG7諸国に比べて高いのか安いのか、というお話をしたいと思います。 結論から言うと、日本の電気代は、現在まんなかくらいのようです。 電気代は、電源構成や資源を ... ]]>

こんにちは!営業アシスタントの原真奈美です。
今日は日本の電気代はG7諸国に比べて高いのか安いのか、というお話をしたいと思います。

結論から言うと、日本の電気代は、現在まんなかくらいのようです。

電気代は、電源構成や資源を有しているかどうか、政策による税制や賦課金で大きく変わります。火力発電の割合が多ければ、燃料価格高騰に応じて電気代への影響は大きくなります。自国のエネルギー資源が多ければ、輸入の必要がないため、国際情勢や為替レート変動の影響を受けにくくなります。

また、顕著に安価(日本の1/2近く)なアメリカやカナダの一人あたり電力消費量は日本の2倍ほどとなっており、電気代が安いと省エネ意欲が湧かないのかも…?と感じました。

日本の場合、1995年には諸外国と比べてもトップクラスに高かった電気料金が真ん中程度まで落ちたというのはすごいことですよね。

かつて、中国やフィリピン、インドネシアなど人件費が安い国に生産拠点を作る企業が増えたように、エネルギーコストも国際競争力を持たなければ海外への流出に繋がります。

新型コロナウイルスから始まった日本企業の国内回帰機運の高まりは、円安で更に加速しています。国内回帰を強力に促し日本国内での生産活動を活発化させるためには、国内で人の確保ができること、エネルギーコストが安価であることが不可欠です。

そこで我々は、電力の固定単価と市場連動単価の間をとった、ごく低リスクで安価な電力を買える方法を発見しました💡
(最近はやりつつある、春秋は市場連動・夏冬は固定単価というプランよりも、更に低リスクな方法です!)

今提案書を一所懸命に作ってますので、ご紹介できる時をお楽しみに!

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2024年度冬季の電力需給見通しは?予想されるリスクと対策https://www.ecopu.net/7683/Fri, 15 Nov 2024 08:38:24 +0000https://www.ecopu.net/?p=7683

今年も11月。冬も目前ということで冷える日が増えてきました。そうなると怖いのが電気代の高騰。今から備えて賢く省エネしましょう。 電力広域的運営推進機関の需給検証報告書をうけて、経済産業省が纏めたポイントは以下の2点。 1 ... ]]>

今年も11月。冬も目前ということで冷える日が増えてきました。そうなると怖いのが電気代の高騰。今から備えて賢く省エネしましょう。

2024年度冬季の電力需給見通し

電力広域的運営推進機関の需給検証報告書をうけて、経済産業省が纏めたポイントは以下の2点。

1. 10年に一度の厳しい寒さを想定した電力需要に対する最小予備率は、全エリアで10%以上を確保できる見通し。

2.一方で、異常気象、地政学的リスクが高まる中での燃料調達先の国際情勢の変化、発電所のトラブル等を踏まえると、引き続き予断を許さない状況が継続。

今冬の電力需給はポイント1を見たところ、安定供給が見込めるようです。

夏季に想定を上回る猛暑により需要が高まりもありましたが、他エリアからの融通や火力の増出力運転対策を行なったことによって、安定供給には支障がない見通しとなったため、需給ひっ迫注意報の発令には至らなかったということもありました。

では、そういった対策が取られており上手くいった前例がありながら、ポイント2で懸念されているリスクとはどんなものなのか?

次項で確認していきましょう。

予想されるリスク

1.発電機作業の延長やトラブル停止

例として、四国電力の2025年2月の供給力は631万kW、同月の需要見込みは483万kWで余裕は148万kWです。

今年3月の需給見通し以降に判明した発電機作業の延長やトラブルによる停止は全国で11件に上るのですが、そのうち四国は発電機が2機合わせて、出力133.1万kWの停止がありました。

もしこれが2025年2月のタイミングに重なっていれば余裕は僅か14.9万kWで、安定供給がギリギリ出来るかどうかといったところになります。

2.災害による供給力変化

供給力の算定は、2.6%ほどの発電機の計画外停止を見込んで行なうため、1の仮定よりは実際には余裕があります。しかし、能登半島地震の影響を受けたことで昨冬の計画外停止が2.8%と見込を上回る結果となりました。

火力発電所が東京湾・太平洋沿岸へ集中していること等から自然災害に対して脆弱な構造であることも懸念事項です。

スターメンテナンスサポートのサービスでリスクに備える

前項で述べた通り、現時点では安定供給の見込があるものの、需給ひっ迫の可能性は十分にあります。そうなれば電気料金の上昇リスクも考えられるので、今の内に対策をしておきましょう。

1.電気の見える化・デマンドハンター

電気代は下げたい」しかし「我慢はしたくない」という都合のいい願いを叶えるためには、現場の電気使用状況を分析し、ピンポイントでの対策をすることが重要です。

当社では、電気保安点検を行なう際に取り付ける絶縁監視装置を、電気の使用状況をリアルタイムで監視可能なタイプに置き換えることで、電気の使用状況を見える化するサービスや電気の使用状況が設定した数値を超えそうになった際に、メール発報することで電気の基本料金上昇に備えるサービスを行なっています。

データの分析方法や、サービス詳細については以下の関連ブログをご覧ください。

これで電気代を下げる!「電気の見える化」による分析例

デマンド管理で経費削減を始めよう! ~デマンドコントローラーの活用法~

2.PEACE(非常用発電機による、ピークカットと災害対策)

当社で取り扱う非常用発電を設置し、電力需要ピーク時に稼働させることで電気の基本料金削減を行なうことが可能です。これは電気の基本料金を上げない、あるいは下げることに利用可能であるほか、予想されるリスクの項で語ったような事例が発生し、需要が高まる時間帯に節電が必要になった場合にも業務を継続するといった使用方法も可能。導入時には補助金の対象にもなります。

詳しい情報を知りたい方は以下のリンクより、更に具体的な活用方法や導入までの流れをご覧いただけます。
PEACEでいこう

3.省エネ設備への更新支援(補助金申請)・省エネ診断

経済産業省は、令和5年度補正予算におけるエネルギーコスト上昇に対する省エネ支援パッケージ(経済対策)の中で、省エネ補助金の今後の予算規模について、3年間で7,000億円規模へと拡充新たな類型の新設を行なうことで、事業者への省エネ補助を行なっています。

当社では、これらの補助金申請を行なう際のサポートを行なえる他、省エネ補助金の申請時に受けていれば、加点項目として扱われる「省エネ診断」の登録診断機関であるため、実際に現場に訪れて省エネ診断を行なうことも可能です。

省エネ診断については、以前にも以下の関連ブログで紹介しておりますので、是非1度ご覧ください。

省エネ診断が補助金で90%オフ!予算が無くなる前に省エネを始めよう!

新項目「容量拠出金」加算で電気料金値上がり必至!高まる省エネの価値

無理せず賢くコストカット

災害リスクが高まる昨今、ある程度安定した見通しが立てていたとしても何が起こるか分かりません。とはいえ、いつ起こるか分からない災害に対してコストをかけて常に緊張しておけというのは酷な話。

当社のサービスには、緊急時の備えとして優秀でありながら、平時でも活躍可能なものが存在します。普段は賢くコストカットして、「ついで」にいざという時にも備えておくのはいかがでしょうか?

省エネ省コストに興味がある方は、気軽にお声掛けください。

▶お問い合わせはこちら

参考
2024年度冬季の電力需給対策を取りまとめました|経済産業省
電力需給検証報告書の公表について|電力広域的運営推進機関

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★省エネ診断からはじめるカーボンニュートラル・補助金★https://www.ecopu.net/7670/Mon, 11 Nov 2024 04:15:54 +0000https://www.ecopu.net/?p=7670

こんにちは!営業アシスタントの平井です🐥⸒⸒ 朝晩は冷えるようになりましたね。先日こたつを出しましたが、飼い主よりも先に愛犬が温まっていました…。 訪問先でお客様から「取引先から年間のCO2削減について報告するよう求めら ... ]]>

こんにちは!
営業アシスタントの平井です🐥⸒⸒

朝晩は冷えるようになりましたね。
先日こたつを出しましたが、飼い主よりも先に愛犬が温まっていました…。

訪問先でお客様から「取引先から年間のCO2削減について報告するよう求められている。会社としてCO2削減に取組む必要があるが、電気をこまめに切ったり空調の温度を気にするくらいしかできていない。何をしたらいいか分からない。」とお声をいただきました。

原材料の調達から生産、加工、流通、そして販売により消費者に提供されるまでの一連の流れを「サプライチェーン」といいます。お客様は、取引先がサプライチェーン全体のCO2排出量削減に取組んでいるため報告が必要とのことでした。
サプライチェーン全体でのカーボンニュートラルに向けて取り組むよう要請を受けた中小企業は2020年で7.7%でしたが、2022年は15.4%と増え、私もここ近年はお客様からよくお話を聞くため増加傾向にあると感じています。

【取引先からカーボンニュートラルに向けた協力要請を受けた中小企業数】
出典:中小企業白書(2023年)|中小企業庁

また、中小企業のカーボンニュートラルに向けた方策の実施や検討をしている中小企業は2021年20%でしたが、2023年は44.2%と約2倍に増えています。CO2削減に取組むために、自家消費型太陽光の設置を検討される方も増えており、私もご相談を受け実際に現場調査に行くことが増えました。

【中小企業のカーボンニュートラルに向けた方策の実施・検討状況】
出典:中小企業の脱炭素化投資を後押し!カーボンニュートラル投資促進税制がリニューアル|資源エネルギー庁

このような要請に応えるには、まずは現状把握することが大切です。
そのためには省エネ診断を活用することをお勧めします!
あるお客様は大手企業の元請けからCO2削減と報告の要請があり、自社で色々省エネに取組んではいましたが限界があり困っていました。そんな時に弊社から省エネ診断を案内し受診してみたところ、「今まで気づかなかった省エネ手法を教えてもらい新たに取り入れることが出来た」と喜びの声をいただきました。
私も昨年から専門家として省エネ診断を行っています。それだけではなく設備入替のために省エネ補助金申請のお手伝いをしました。生産設備の採択率はなんと、100%!!!補助金は約7,000万円取得した案件もあります…!令和5年度補正予算(設備単位)一次公募での工作機械、プレス機械の採択率は約60%。省エネ診断の加点効果が出ているのではないでしょうか!?
別のお客様からは、「省エネ診断を別の診断機関で受診し、その後の対策が出来ていないので困っている。補助金支援までサポートして欲しい」とお問合せもいただきました。このように頼っていただけるのも嬉しいですね!

弊社では、お金をかけずにすぐに出来る省エネ方法から、国や地方自治体の補助金を活用した大規模投資を見据えた投資改善まで幅広くサポートできます。
省エネ診断は2025年1月まで補助金が出ています。国の制度を上手く活用してCO2削減に取組めます。
弊社が自信を持って色々サポートしますので一緒に解決しましょう!

また次の投稿でお会いしましょう🌱𓂃 𓈒𓏸

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★&LPG EXPO2024出展 & LPガスが災害に強い3つの理由★https://www.ecopu.net/7626/Fri, 25 Oct 2024 07:40:59 +0000https://www.ecopu.net/?p=7626

こんにちは!事務兼営業アシスタントの永松です!10月22日(火)、&LPG EXPO2024という展示会の出展で東京出張をしてきました🚅 &LPGプロジェクトとは、LPガスの今を知ることでその新たな可能性を探り、 ... ]]>

こんにちは!事務兼営業アシスタントの永松です!
10月22日(火)、&LPG EXPO2024という展示会の出展で東京出張をしてきました🚅

&LPGプロジェクトとは、LPガスの今を知ることでその新たな可能性を探り、未来に向けたイノベーションを生み出すプラットフォームです。さまざまな業界・組織・地方自治体・個人の方々と共にサステナブルな未来を切り拓きます。
引用:&LPG

このプロジェクトに出会い、弊社はLPガス・ガソリンのハイブリッド非常用発電機を用いたサービスを展示会でご紹介しました。まずはPRタイムで発表。

緊張し過ぎています…

そして展示会。約30社のLPガス関連事業をしている企業の出展があり、各社様々なサービス・製品を紹介されていました。出展企業の方、来場者の方、たまたま通りかかった方とお話ししました。ある企業の方からは「PRタイムの発表を聴いて見に来た。こんなサービスがあったらいいなぁと思っていた。」と嬉しいお言葉をいただきました!また、刷新したポスターなどのグッズも「目を引くし印象に残るね」と好評でした◎

ところで、LPガスが災害に強いということをご存知でしょうか?その理由は大きく3つあります。

1.分散型エネルギー
電力は送電線、都市ガスは配管を使って運ばれます。地震などの災害でそれらが損傷すると大規模な工事が必要になり、復旧まで時間を要します。一方LPガスは一戸単位で個別供給されます。飲食店などにボンベが並んで置いてある風景は想像しやすいと思います。東日本大震災の際、電力・都市ガス・LPガスのうち一番復旧が早かったのはLPガスなんです。

出典:いのち&LPG|一般社団法人andLPGカンファレンス

2.劣化しづらい
ガソリンや軽油は長期保存すると劣化します。そのため「いざ使おう!」という時に使えなかったり、機器の故障に繋がったりします。一方LPガスは劣化しづらいため、長期保存・備蓄が可能です。

3.安定供給網
LPガスは人が行けるところであればどこへでも運ぶことができます。国が管理しているLPガス備蓄基地が全国5カ所あり、それぞれ約150万トンの備蓄が可能です。(我らが岡山の倉敷市にも!)また海外から輸入されたガスの受入れ、貯蔵、出荷する輸入基地が全国35カ所、ガスを容器に充填する設備を有する充填所が全国約2,200カ所あります。充填所のうち約340カ所は災害対応に特化し整備された中核充填所です。国は東日本大震災の経験からLPガスの供給網を強化しており、国土カバー率はほぼ100%です!

西日本豪雨を、私はこの会社に入社して間もなく経験しました。災害が少ないと言われる岡山でのこの経験は、今でも心に大きく残っています。展示会でも災害はいつどこで起こるかわからないという話をしました。出展内容も災害対策にフォーカスしたサービスが多かった印象です。「災害を減らす」ことはできなくても「災害に備え影響を低減させる」ことはできます。「災害に備える」には投資が必要なケースが多いですが、そこに対しても弊社はソリューションを持っています。本格的にガスの世界も広げ、お客様をお守りする手段を増やします。もちろん電気・ガスにとらわれず、お困りのことがあれば私にお問合せください!

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設備更新工事事例4選をご紹介https://www.ecopu.net/7599/Wed, 16 Oct 2024 09:19:49 +0000https://www.ecopu.net/?p=7599

今回のブログでは、スターメンテナンスサポートにご依頼いただいた設備更新工事をご紹介します。 どんな理由で設備を更新して、放っておいたらどうなるのか、工事にかかった時間は?といった内容をお伝えしようと思います。 過去には関 ... ]]>

今回のブログでは、スターメンテナンスサポートにご依頼いただいた設備更新工事をご紹介します。

どんな理由で設備を更新して、放っておいたらどうなるのか、工事にかかった時間は?といった内容をお伝えしようと思います。

工事事例

工事事例~PGS・高圧ケーブルの交換工事~

工事事例~GR・SC・SR・LBSの交換工事~

工事事例~AS設置、Tr・VCB・OCRの交換工事~

工事事例~PAS・高圧ケーブルの交換工事~

放っておくとどうなる?

工事事例~経年劣化したPGSの緊急交換工事~

過去には関連ブログで紹介したような事故が発生し、設備の在庫が当社に保管してあったため迅速に復旧出来たものの、それでも丸1日営業が出来なかったということがあります。

また、この事故はPGSの不具合によって停電から復旧が出来なかった事例ですが、これは予定停電から復旧が出来なかったからこの程度で済んでいますが、もし、事故が発生した上でPGSが上手く働いていなかった場合、波及事故に発展していたかもしれません。

事故原因の21.8%を自然劣化が占めており、まだまだ使えると思って指摘があっても放置していると思わぬ事故から損害が発生するかもしれません。

そして事故が発生した際の波及要因は区分開閉器の不動作や未設置、誤作動によるものがなんと99.4%を占めています。これは事例で紹介したPGSも含まれますので、事故が発生したことそのものは喜べませんが、不動作が起こったタイミングが予定停電で電気を止めている時だったのは不幸中の幸いだったとも言えるかもしれません。

上で記載したデータは、経済産業省が公開している最新の保安統計によるものです。以下のグラフよりご確認ください。

引用:電気保安統計|経済産業省

そして、Tr(変圧器)やSC(コンデンサ)といった設備には、古いものだとPCBと呼ばれる劇毒が含まれているものがあります。

これらは処分出来る期間が決まっており、2027年3月末までに処分完了しなければ、移動や譲渡、廃棄が出来なくなり、厳しい保管基準を満たした上で、敷地内に永遠に保管し続けなければならなくなります。

これらも指摘があった場合は迅速に調査して処分を行ないましょう。

スターメンテナンスサポートに依頼するメリット

当社では事例にもあったように、普段から保安点検で設備の状況を把握しており、工事店とも連携を取っているので、緊急時に迅速な対応が出来ることはもちろん、お客様の依頼によって柔軟な対応を行なっています。

コンサルタントとして様々な情報を入手していることから、設備更新の際に利用できるリースや補助金の情報を提供することも可能です。

設備に不安を抱えていて、更新はしたいがどこに頼めばいいかわからない、予算が足りず更新に回す余裕がないといった方は、是非一度ご相談いただければと思います。

▶お問い合わせはこちら

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工事事例~PGS・高圧ケーブルの交換工事~https://www.ecopu.net/7589/Wed, 16 Oct 2024 09:19:46 +0000https://www.ecopu.net/?p=7589

PGSとは街中に走る電線から、事業所の敷地内に電気を引き込むスイッチのことです。PASと呼ばれる機械と同様の役割をしていますが、空気圧(Air)ではなくガス圧(Gas)を利用してスイッチを入り切りしているからAではなくG ... ]]>

PGSとは街中に走る電線から、事業所の敷地内に電気を引き込むスイッチのことです。PASと呼ばれる機械と同様の役割をしていますが、空気圧(Air)ではなくガス圧(Gas)を利用してスイッチを入り切りしているからAではなくGなんですね。これらは波及事故を防ぐ上で最も重要な役割をしているといっても過言ではありません。

事例の紹介とともにその重要性を解説します。

お読みいただく前に
わかりやすく事例を伝えるために省略・簡略化して記載している部分があります。
事例概要

場所 広島県
業種 小売業
工事理由 経年劣化、SOG表示の不動作
作業時間 16時間(3日間に分けて実施)
作業内容 PGS、高圧ケーブルの交換

経緯

当社で電気の保安点検を行なっており、年次点検で設備の更新目安を10年以上過ぎているものがあること、また、PGSとセットになっているSOGと呼ばれる機械の表示が上手く動作しないといったことから更新するよう呼び掛けていました。

こういった明確に動作がおかしい部分があるということもあったからか、工事の依頼を行なっていただけました。

放っておくとどうなる?

実はこのPGS(あるいはそれに類するPAS等の機械)は、経済産業省で公表されている波及事故の要因として99.4%を占めています。更に事故原因の経年劣化(自然劣化)は21.8%と、まだまだ使えるだろうからと思っていると思わぬ事故から周辺地域に波及して賠償を行なわなければならない、ということもあり得ます。

まだ使える機械を替えたくないという気持ちはわかりますが、事故が起きた時のリスクを考えると更新目安を超えた機械は更新を検討していただきたいと思います。

参考までに経年劣化によって、異常が発生して緊急工事となった事例を紹介します。

工事事例~経年劣化したPGSの緊急交換工事~

当社で出来ること

スターメンテナンスサポートでは、電気の保安点検だけでなく、工事店と連携をとって工事の相談や設備更新に関わる補助金の紹介といったことまで、幅広く対応しております。

電気の保安点検だけでなく、省コストを行ないたいという方は是非ご相談いただければと思います。

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工事事例~PAS・高圧ケーブルの交換工事~https://www.ecopu.net/7582/Wed, 16 Oct 2024 09:19:43 +0000https://www.ecopu.net/?p=7582

PASとは街中に走る電線から、事業所の敷地内に電気を引き込むスイッチのことです。 経済産業省の電気保安統計によると、波及事故が起きた際の事故発生電気工作物ツートップは、高圧ケーブルは62.9%、PAS11.8%。更に波及 ... ]]>

PASとは街中に走る電線から、事業所の敷地内に電気を引き込むスイッチのことです。

経済産業省の電気保安統計によると、波及事故が起きた際の事故発生電気工作物ツートップは、高圧ケーブルは62.9%、PAS11.8%。更に波及要因はこのPASやそれに類する区分開閉器と呼ばれる機械の状態によるものが99.4%を占めているのです。

お読みいただく前に
わかりやすく事例を伝えるために省略・簡略化して記載している部分があります。
事例概要

場所 岡山県
業種 娯楽業
工事理由 経年劣化、絶縁不良
作業時間 7時間
作業内容 PAS、高圧ケーブルの交換

経緯

こちらのお客様は、当社で電気の保安点検を行なっており、年次点検で対象設備が更新の目安を4年過ぎていること、絶縁抵抗が低下しており漏電の危険性をお伝えしていました。

そうした日々の点検から事故が起こる前に設備の状態を把握して、交換工事の依頼をいただきました。

今回は営業時間外の工事を依頼されたため、夜間に作業を行ないました。こういった依頼にも柔軟に対応が可能です。

放っておくとどうなる?

冒頭でお伝えした通り、PASと高圧ケーブルは事故の発生個所として大部分を占めており、また、PASの状態が波及事故の発生要因のほぼ全てを占めています。

これを放置した状態で事故が発生してしまえば、事業所内だけでなく、周辺地域にも事故の影響が広がってしまう可能性があります。

もしも、事業所を担当している電気主任技術者から指摘を受けた際には、分からないから後回し、まだ使えそうだし勿体ないから後回しで、事故が起きてから後悔しないように、しっかり技術者さんにそのリスクを確認して対応しましょう。

当社で出来ること

スターメンテナンスサポートでは、電気の保安点検を行なって設備の状況を正しく把握し、いざ工事が必要となれば工事店と即座に連携をとって迅速に工事が出来るだけではありません。

コンサル業務を行なっていることから、その時に適した補助金の情報を提供したり、補助金の申請支援まで幅広く対応が可能です。

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工事事例~AS設置、Tr・VCB・OCRの交換工事~https://www.ecopu.net/7532/Wed, 16 Oct 2024 08:56:57 +0000https://www.ecopu.net/?p=7532

今回の事例は設備の耐用年数目安が軒並み10年以上超過しており、不動作の設備や絶縁抵抗が低下しているなど、もし事故が起きたらどうなっていたか…とヒヤヒヤするような工事でした。ここで交換した設備がどんな役割を担っているのか、 ... ]]>

今回の事例は設備の耐用年数目安が軒並み10年以上超過しており、不動作の設備や絶縁抵抗が低下しているなど、もし事故が起きたらどうなっていたか…とヒヤヒヤするような工事でした。ここで交換した設備がどんな役割を担っているのか、放っておくとどうなるのかを見ていきましょう。

お読みいただく前に
わかりやすく事例を伝えるために省略・簡略化して記載している部分があります。
事例概要

場所 岡山県北部
業種 小売業
工事理由 経年劣化、絶縁不良、機器不動作
作業時間 18時間(3日間に分けて)
作業内容 AS設置、Tr・VCB・OCRの交換

経緯

こちらのお客様はもともと当社で点検を行なっていた訳ではなく、お客様より工事に伴う価格が適正かどうか分からないということでご相談を受けました。当初はお付き合いのある工事店で話を進めていたようですが、工事に4日かかるということで、それは困るので短縮出来ないかという依頼もあり、当社と懇意にしている工事店を紹介することで3日での工事完了とすることが出来ました。
現在は保安点検も任せていただいています。

放っておくとどうなる?

AS(気中負荷開閉器)

今回設置した設備で、構内へ電気を引き込むスイッチです。電気事故が波及事故に発展する要因の99.4%は、このASやそれに類する機械の未設置や不動作といった状態によって起こっています。

もしこれを放置したまま電気事故が起きたら、波及事故に発展し、近隣の電気設備にも影響を及ぼすことになるでしょう。そうすれば機器の不備を放置していた責任を問われ、賠償を求められる可能性もあります。

Tr(変圧器)

Trは経年劣化が進むと、温度が上がりやすくなります。温度が上昇したことによって内部の油が泥状に劣化し、絶縁抵抗が下がります。また過負荷運転が進み地絡が発生することも相まって火災に繋がるリスクが上がります。

そして古いTrの中にはPCBと呼ばれる劇毒が含まれている場合があります。これらは2027年3月末までに処分することを義務付けられており、これを超えて処分していなかった場合は、廃棄も移動も譲渡も出来ず、厳しい基準を満たした状態で永遠に保管しなければならなくなります。

もし、PCB含有の可能性を指摘されているTrがあるのであれば、急ぎ調査を行ないましょう。

VCB(真空遮断器)とOCR(過電流継電器)

VCBはキュービクル内で異常な電流が発生した際に、事故回路を遮断してくれる機械です。しかし、VCBだけでは検知それらを検知出来ませんので、OCRやGRとセットになっています。今回はVCBと連動して動かなくなっていたOCRがセットで交換されています。

これらが連動していないと過電流が流れた時に、事故回路が遮断されず、回路の先まで過電流が流れて設備を壊してしまいます。

VCB
OCR

当社で出来ること

今回の事例のように保安点検を依頼されていなくても、相談を受ければ柔軟に対応し、工事店と連携して事にあたります。もしも工事の規模や都合が合わず、普段お願いしている工事店では対応が難しいといった状況になれば、是非一度ご相談いただければと思います。

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工事事例~GR・SC・SR・LBSの交換工事~https://www.ecopu.net/7574/Wed, 16 Oct 2024 08:52:24 +0000https://www.ecopu.net/?p=7574

今回紹介する事例では複数の設備を纏めて交換しました。これらは長年使用を続けており、経年劣化によって絶縁不良を起こしていたり、劇毒であるPCBの混入が疑われていたりする設備が存在していました。 これを放っておくとどうなるの ... ]]>

今回紹介する事例では複数の設備を纏めて交換しました。これらは長年使用を続けており、経年劣化によって絶縁不良を起こしていたり、劇毒であるPCBの混入が疑われていたりする設備が存在していました。 これを放っておくとどうなるのか?どう対処すればいいのかを見ていきましょう。

お読みいただく前に
わかりやすく事例を伝えるために省略・簡略化して記載している部分があります。
事例概要

場所 広島県
業種 小売業
工事理由 経年劣化、絶縁不良、PCB混入の疑い
作業時間 4時間
作業内容 GR・SC・SR・LBSの交換、絶縁油の採油

経緯

過去の年次点検で既に更新の目安が大幅に過ぎていること、不良個所やPCB混入の指摘はされていたのですが、電気設備の更新にはお金がかかるもの。そうやすやすとは決断も出来ないでしょうが、こちらのお客様は幸いにも電気設備の知識に明るい方が担当をしていたため、実際に経年劣化で事故を起こして3日間営業が停止した事例からすぐに復旧出来ない可能性を理解し、予算の編成を考えて中期更新計画を練って、上長へ報告を上げてくださいました。

その結果更新の許可がおり、何度かに工事を分けて依頼していただくことになりました。

放っておくとどうなる?

GR(地絡継電器)

地絡(大まかに言うと漏電)が発生した際に、事故が発生しないよう電気のスイッチを切断するよう信号を送る機械です。そのためこの設備はPASやLBSといった電気のスイッチとセットになっています。

これが劣化して動作しないと、異常な電流が止められることなく流れ、スイッチの先にある電気設備を壊れてしまいます。

SC(進相コンデンサ)とSR(リアクトル)

どちらも電気を使う際のノイズを除去する機械で、これが無いとモーターの起動が難しくなったり、起動しなくなったりします。基本的にセットで存在しており、今回は両方とも更新目安を超えていました。

古いSCの中にはPCBと呼ばれるダイオキシン類の劇毒が含まれていることがあり、厄介なことにこの機械には蓋がありません。そのため調査をしようと思うと穴を開けてしまうしかなく、調査=交換になってしまいます。

そういった事情もあって、まだ使えるなら調査を後回しにしたがる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、処理の期限も2027年3月末となっており、これを過ぎると処分も移動も譲渡も法的に禁じられ、厳重な基準を満たした上で敷地内に永遠に保管しなければならなくなるので、どのみち2年半以内に交換することになります。そのためPCBを含む可能性がある場合は早目に交換することをオススメします。

SC
SR

LBS(高圧交流負荷開閉器)

高圧受電設備内で起きた過電流を検知した時にヒューズを溶断して、その異常な電流が波及事故を起こさないようにするための機械です。PAS等の開閉器が正常に動作しない状況、あるいは未設置の場合、この機械が動作しなければ近隣の電気設備にまで事故の影響が波及する可能性があります。

ただ、こちらはキュービクル内の過電流に対して動作するものなので、キュービクルまで電気を引き込んでいる高圧ケーブルの異常にはPAS等が設置されていなければ対処出来ません。

当社で出来ること

スターメンテナンスサポートでは、電気設備の保安や工事の手配を行なうだけでなく、コンサルタントとして様々な情報を取り扱っています。

例えば今回のお客様は即座に予算が用意出来ないため、交換計画を中期で立てて予算を編成してといったことを行なっていますが、こういった予算の不足に対して電気設備のリースや補助金情報といったものも備えています。 リスクを回避したいがそんな大金を急に用意出来ないという方も、お気軽にご相談ください。

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新しく電気を申し込むために必要な「高調波流出電流計算書」https://www.ecopu.net/7529/Wed, 16 Oct 2024 05:22:54 +0000https://www.ecopu.net/?p=7529

こんにちは!営業アシスタントの藤井です! 本日は「新しく電気使用を申し込む際に必要なこと」についてお話させて頂きます。 先日、お客様からこんなご相談を受けました。「電力会社に新規で電気の使用を申し込んだところ、ある資料を ... ]]>

こんにちは!
営業アシスタントの藤井です!

本日は「新しく電気使用を申し込む際に必要なこと」についてお話させて頂きます。

先日、お客様からこんなご相談を受けました。
「電力会社に新規で電気の使用を申し込んだところ、ある資料を提出してほしいと言われ、どうしたらいいか困っています…」
詳細をお伺いすると、「高調波」に関する資料でした。
この「高調波」、お聞きになったことはありますでしょうか?

「高調波」とは交流の電気に含まれる特定の周波数を持つ電流や電圧のことです。家電機器や産業用機器などのインバータ制御機器の普及に伴い発生し、電気の品質を低下させる原因となります。高調波障害の主な事例として、ご家庭ですと洗濯機や電子レンジ、IH機器などの家電不動作、テレビやラジオの映像、音声のちらつき等があります。

高調波を発生させる機器をお客様が新設・増設または更新する等の場合は経済産業省 資源エネルギー庁にて制定されたガイドラインに基づいて、「高調波流出電流計算書」の提出が必要です。少し専門的なお話になりましたね。

要するに設置された機器によって他の機器に影響がないかどうか調査してくださいという事です。高調波が原因で受電設備が爆発したという事もあるようです。怖いですよね。

今回はその調査のご依頼を頂き実際に現場を見てきました。
居抜きで以前使用されていた機器を一部使用されるとのことでしたので、設置されている機器のメーカー、型番、製造年、消費電力、個数などを確認していきます。この調査を基に「高調波流出計算書」を作成します。
現場の情報だけではなく、メーカーや電力会社に確認しなければならない内容もありました。私自身初めての対応でしたが、専門的な知識が無い方が片手間でできるような内容ではないな…と感じました。

スターメンテナンスサポートではこのようなご依頼も受け付けております。
内容が難しくわからないことがありましたら、どうぞお気軽に藤井までご連絡ください!

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